ゆとりを知ってるバブル世代と、知らないゆとり世代

就活のシーズン到来ですね。
中小企業、大手と刻々と最終段階が近づいてまいりました。

町には”ゆとり”と言われる世代のス―ツ姿が目立ちます。
特に目立つ女の子の黒スーツに白の開襟シャツ、黒鞄に黒いパンプス、染めたての黒髪とみんなで同じ格好の姿・・・。
一人ひとり、素晴らしい個性があるにも関わらず、個の魅力も感じない装いをみる度に、ちょっと気の毒さを感じてしまうのは、
私だけでしょうか?

「がんばって」と声をかけたくなります。
実は、娘もその一人。

彼女いわく、就活の何が”大変”かと聞くと・・・

就活自体ではなく、
みんなと同じ、洒落っ気、愛想のない黒(就活)スーツの装いをし、電車に乗り、町を歩くこと、らしいのです。

(笑)たしかに・・・同意!

就活時期は、汗ばむ季節。
先日、リクルートスーツの買い増しに付き合いました。
今は、家で洗濯できるスーツがトレンドの様です。

サービスも充実してます。
スーツを1着買うと、スカートかパンツ1枚12,000円が2,000円で購入できるという、
お得感満載なサービス。
ちょっと違和感を感じながらも、まんまと追加注文をしました。

就活も、一つの良いビジネスになっている様です。
就活ビジネス戦略、うまいですね!

そもそも、なぜ、黒スーツなのか?
私達の時代(バブル期)は、特にそういうルールはなく、清楚で、華美ではない服装が好ましい、というものだった記憶があります。
受ける業種にもよると思いますが、黒スーツは避けるべき対象のカラーで、推奨はグレーや紺などの明るめの地味目色だったと思います。
自分の個性満載、自己アピールで臨んだあの頃・・・
黒いスーツは、一着ももっていなかった記憶が・・・

最近の若者は、そういう意味では、よく耐えているなぁと思います。
でも、もしかしたら”耐える”というのは、私の感覚なのかも?
彼らは、これが”普通”と受け止めているのかもしれません。

普通。
みんなと一緒。
でも、どこかで、自己主張をしたい!

みんなと同じ風な装い、訓練された面接話法も、
数回に渡る面接、筆記試験、グループ懇談、役員面談など、5回はくだらない試験のプロセスを通過していくと、
埋もれている個性がだんだんと明らかにされていく様です。

まるで玉ねぎをむいていく様に・・・。

ゆとり教育が目指していたものの一つに、”個性を尊重”するような教育を!
とありましたけど・・・
(そのお陰で、運動会は競争、勝敗の競技もない、あっさり目のゆるい行事に終わりましたよ)

小学校入学時には、ピンク、オレンジ、グリーン、ブルーなどのカラフルなランドセルがたくさん出始めた時代。
どの親も、できるだけ好きな色を、ということで、誰ともかぶらない色を探したものです。
季節になると・・・
「○○ちゃんは、何色にした?」
「○○ちゃんは、女の子だけど緑にしたんだって!」とか
そんな会話が、幼稚園などで聞かれました。

そういう時を過ごした子ども達ですが、
最終的なツメである”職業”を決める頃には、みんなと一緒の黒装束・・・とは気の毒な話。

みんなとご一緒=安心・安全。それはそれでいい。
それでもどこかで、素晴らしい個性を発揮して欲しいなと思います。

こればっかりは”ご縁”ですので・・・
というサクッとした言葉では済ませたくはありませんが、

見られる側も見る側も、見られて、見る立場。
選ぶ側も選ばれる側も、選ばれて、選ぶ立場。

乗り越えて欲しいです。